【UC Report:010】金融製品・サービス、メディアに関するキーワードランキング調査
「金融製品・サービス、メディア」に関する当社独自の調査レポート「UC Report」を更新しました。
本年1月より毎週更新してきた UC Reseach Report も、今回で 10 回目となります。
いつも多くの反響を頂き、誠にありがとうございます。
レポートでは、インターネットでの金融や人工知能に関連する検索行動に注目して、パネルデータをもとに調査し公開してきました。 その中で、新たな傾向性に気付かされたり、仮説が裏付けされたりと、嬉しい発見が沢山ありました。
これからも、フィンテック企業として、より価値的な情報を発信できるよう精進して参りますので、何卒、宜しくお願い申し上げます。
10回目となる今回は、2017年2月において、どれくらいの人が、或いはどのような属性の人が、金融製品・サービス、メディアに関するどのようなキーワードを検索しており、それぞれのキーワードの検索数が前月比、前年比で増減したのかについての調査を行いましたので、結果をご紹介させて頂きます。
【レポートはこちら】
UC_Report_010_金融製品等に関するキーワードランキング
【調査概要】
- 対象期間:2017年2月(前月比、前年比含む)
- 対象語句:PCでの「金融製品・サービス、メディア」に属する語句の検索行動人数、属性など
- 調査方法:PCユーザーパネル20万人の行動ログ分析
- 調査数値:パネル調査を基にインターネット人口に拡大推計
【調査結果基本データ】
- 検索ユーザー数 : 16,400,000ユーザー
- 検索セッション数: 73,900,000セッション
- 検索単語数 : 990語
【短評】
- 一番多くのユーザーが検索した語句は「楽天銀行」で、全体の3.8%を占めていました。
尚、直帰率は7.3%でした。前月比では5.7%減、前年比では6.9%減少していました。 - ネット銀行である1位の楽天銀行では、約50%が20代と30代となりました。
都市銀行でメガバンクの一つであるみずほ銀行は3位となり、40代以上が約60%を占めました。
そのみずほ銀行のインターネットバンキングである「みずほダイレクト」が11位になり、検索したユーザーの約50%が20代という結果になりました。 - 上述の通り、全体の年齢区分では少ない割合であった20代も、キーワード1位の「楽天銀行」だけに絞ると一番多い世代となっており、キーワードによってユーザー属性に特徴が見られました。
政府も推進している FinTech により、スマートフォンやアプリに慣れ親しんで育った世代が今後さらに増え、新たな発想による新たなサービスや体験が今後増えていくのではないでしょうか。
それにより、1年後は全く違うキーワードが並んでも不思議ではないと思われます。
引き続き、レポートを通してユーザー動向を追っていきたいと思います。