【UC Report:004】FinTechに関する検索行動の調査
「FinTech」に関する当社独自の調査レポート「UC Report」を更新しました。
最近、日本の大手金融機関の商品に AI が利用され始めたと報道されました。
これも「金融とITの融合によって生まれた、新しい金融サービス」という定義に当てはまる FinTech と言えます。
「Finance」と「Technology」という言葉が融合した「FinTech」の領域は広く、投資以外にも融資や決済、送金、情報管理の他、業務支援、これらに当てはまらないその他のサービスもあります。
例えば、前回の「仮想通貨・bitcoin」も、この FinTech の領域に入ります。
今回は、2015年11月~2016年12月の期間において、どれくらいの人が、或いはどのような属性の人が、FinTech に関するどのようなキーワードを検索してどのようなサイトに流入したのかについての調査を行いましたので、結果をご紹介させて頂きます。
【レポートはこちら】
UC_Report_004_FinTech
【調査概要】
- 対象期間:2015年11月~2016年12月
- 対象語句:「FinTech」又は「フィンテック」を含んだ語句の検索行動人数、属性、語句など
- 調査方法:PCユーザーパネル20万人の行動ログ分析
- 調査数値:パネル調査を基にインターネット人口に拡大推計
【調査結果基本データ】
- 検索ユーザー数 : 555,000ユーザー
- 検索セッション数:1,290,000セッション
- 検索単語数 : 389語
【短評】
- 一番多くのユーザーが検索した語句は「フィンテック」で、全体の41.6%を占めていました。
尚、直帰率は72.0%でした。 - 一番多くのユーザー数が流入したサイトは「クレジットカードの読みもの」で、全体の28.8%を占めていました。
尚、直帰率は79.9%でした。 - 「FinTech とは何か?」という疑問を持っている方が多いと考えられる結果となりました。
数年前から流行し、普段何気なく使っている方も多いと思われる家計簿管理アプリや、クレジットカード管理なども FinTech と言えます。
FinTech という言葉に振り回されず、各サービスにどのようなメリットやリスクがあるのかを見極めながら、賢く利用していく必要があると思われます。